マッチングアプリ

マッチングアプリ利用目的の聞き方|希望が伝わる会話例3つ

マッチングアプリの利用目的は、同じサービスを使っている相手同士でも一致するとは限りません。日本マッチングアプリ機構が2026年9月10日に公表した500人調査では、恋活・婚活の回答者が最も使ったアプリはPairs、気軽な出会いの回答者ではタップルでした。[1]

ただし、人気のアプリを選ぶだけでは、相手が求める関係までは分かりません。自分が望む交際と結婚の時期を言葉にして、相手の希望と確かめることが必要です。調査の読み方と、プロフィールや会話で使える伝え方を紹介します。

マッチングアプリの利用目的は主に3つ

今回の調査では、主な利用目的を「恋人を探す」「結婚相手を探す」「気軽な出会いを楽しむ」などに分けて集計しています。目的別の上位アプリは次のとおりです。

主な利用目的回答者数最も利用したアプリの1位
恋人を探す259人Pairs:28.6%
結婚相手を探す134人Pairs:32.8%
気軽な出会いを楽しむ103人タップル:16.5%

表は原典に記載された3つの目的区分を掲載しています。

調査は2026年8月10〜18日に、過去1年間にアプリを使った18〜49歳の男女500人(高校生を除く、男女各250人)を対象として行われました。「この1年間で最も利用したアプリ」を1つ回答した、インターネット調査の結果です。[1]

婚活の32.8%は、婚活目的の回答者134人のうちPairsを最も使った人の割合です。「Pairs会員の32.8%が婚活目的」という意味でも、結婚できた割合でもありません。全利用者を代表する数字として扱わず、目的によって選択が異なることを知る材料にしましょう。

また、「恋活」なら結婚する気がない、「婚活」ならすぐ結婚したい、と一律に決めることもできません。「交際しながら数年後に考えたい」人と「1〜2年以内を目安に考えたい」人では、同じ真剣な交際でも希望する進み方が違います。

調査の分類と、各サービスで認められる利用目的も別です。例えばPairsの公式ヘルプは、恋活・婚活以外の目的で利用できないと案内しています。「気軽な出会い」という調査回答があっても、友達募集などが認められるという根拠にはなりません。[2]

自分の利用目的を3項目で整理する

「真剣に出会いたい」だけでは、希望の違いが残ります。プロフィールを書く前に、次の3項目をメモしてみてください。ここからの例文と確認手順は、調査結果を踏まえた編集部の提案です。

  1. 今、望んでいる関係:結婚を見据えた交際か、まず恋人として付き合いながら将来を考えたいか。
  2. 結婚を考える時期:目安があるか、相手と相談したいか、今は決めていないか。
  3. 知り合うペース:メッセージで話してから会いたいか、都合が合えば短時間会って話したいか。

例えば「結婚を見据えた交際/1〜2年以内が希望/まずメッセージを重ねたい」と書けば、後の会話で確認したいことが明確になります。時期は相手への期限ではなく、今の自分の希望として扱います。

迷っている部分を、相手に合わせて埋める必要はありません。「恋人はほしいが、結婚の時期はまだ決めていない」も伝えるべき情報です。自分の考えが変わったら、その時点でプロフィールと相手への説明を更新します。

プロフィールで目的を伝える例文

自己紹介には、希望する関係と、知り合う過程で大切にしたいことを短く添えます。次の文を使う場合は、時期やペースを自分の考えに合わせて直してください。

結婚を見据えて出会いたい場合

「将来の結婚を見据えて、お付き合いできる方と出会いたいと思っています。結婚は1〜2年以内が希望ですが、お互いの考えを知りながら相談したいです。まずはメッセージで話せるとうれしいです。」

「すぐ結婚できる人だけ」と相手の条件を並べるより、自分の希望を示すと、相手が同じ方向を向いているか答えやすくなります。期間の目安がない場合は、その部分を「結婚の時期は、お付き合いする中で相談したいです」に置き換えられます。

まず恋人を探し、将来は話し合いたい場合

「真剣にお付き合いできる恋人を探しています。結婚の時期はまだ決めていませんが、将来についても率直に話せる関係が理想です。休日にお茶をしたり、一緒に好きなことを楽しめたらうれしいです。」

結婚を考えていないなら、将来の結婚を期待させる文は入れず、その考えを伝えます。短期的に反応を得ることより、会った後に大きな目的の違いが分かる状況を避けるための自己紹介です。

目的の選択欄と自己紹介文をそろえる

アプリに目的や将来の希望を選ぶ項目がある場合は、自己紹介文と矛盾していないか確認します。選択肢だけで表しにくい考えは、文章で補いましょう。

Pairsでは「マイページ」からプロフィール編集アイコンを開き、「自己紹介文」を入力して保存できます。プロフィールには審査があります。氏名、勤務先、連絡先など、個人の特定につながる情報は書かないよう案内されています。[2][3]

Tinderではプロフィールアイコンから鉛筆アイコン、またはプロフィール編集を開き、「出会いの目的」や自己紹介を変更できます。選択肢は地域によって異なる場合があるため、表示される項目から現在の希望に合うものを選びます。[4]

相手の目的は、自分の希望を添えて聞く

相手のプロフィールで目的が分からないときは、メッセージのやり取りや初めて会ったときの会話で尋ねられます。結婚相手を探している人にとっては、相手の趣味と同じように、出会い方を考えるための情報です。

「何目的ですか?」だけでは、相手が警戒したり、何を答えればよいか迷ったりすることもあります。自分の目的を一言伝えてから、相手の考えを聞く形にしてみましょう。

関係を確認する例:「私は結婚を見据えてお付き合いできる方を探しています。○○さんは、どんな出会いを考えて登録されましたか?」

時期を確認する例:「将来は結婚したいと書かれていたので、お聞きしたいです。私は1〜2年以内が希望なのですが、時期については何か考えていますか?」

まず恋人を探したい場合の例:「私は、まずお付き合いしてお互いを知りたいと思っています。結婚の時期を決めて活動されていますか?」

初対面で結婚の約束を求める話ではありません。「今どう考えているか」を聞き、すぐに答えたくない話題があれば、その意思も尊重します。逆に、自分にとって時期が譲れない条件なら、曖昧なまま交際へ進む必要もありません。

目的と真剣度は、返事の速さより言動を確かめる

返信の速さや「真剣です」という一言だけで、結婚への本気度は判断できません。やり取りでは次の3点を見て、気になるずれがあれば具体的に尋ねてください。

これらは相手の本心を証明する検査ではなく、自分が納得して関係を続けられるかを考える材料です。

返事をもらったら、「同じアプリだから大丈夫」と安心しきるのでも、言葉が少し違うだけで切り捨てるのでもなく、違いの中身を整理します。

希望する関係が同じ場合:結婚を見据えた交際など、方向が合っていれば、会うペースや結婚の時期について少しずつ話します。プロフィールの一文だけで真剣度が証明されるわけではないため、実際の会話と行動を通じて理解を深めます。

関係は同じでも、時期が違う場合:例えば自分は1〜2年以内、相手は数年後を考えているなら、「今の仕事の予定が理由なのか」「時期をまだ考えたことがないのか」を尋ねると、相談できる余地を把握できます。そのうえで自分が待てる範囲と合うかを判断します。

望む関係そのものが違う場合:結婚相手を探す自分に対して、相手が結婚を望んでいないと明言したなら、交際すれば変わると期待して進めない方が、自分の希望を守れます。「お話しできてうれしかったのですが、求める関係が違うため、今回はここまでにしたいです」と区切る選択もできます。

答えが曖昧なら、一度で本心を見抜こうとせず、「結婚の意思はあるけれど時期は未定、という理解で合っていますか」と確認します。聞き直しても必要な情報が得られず不安が残る場合は、予定を急いで決めず、やり取りを続けるか見直しましょう。

今回の調査が示すのは、利用目的によってアプリの選ばれ方が違うということです。自分に合う出会いにつなげるには、人気順だけで決めず、自分の希望を言葉にすることと、目の前の相手の希望を確認することを組み合わせてください。

高野智弘

高野 智弘結婚相談所の集客コンサルタント200社の結婚相談所を集客支援し、売上アップや会員獲得の仕組みづくりをサポートしてきました。年商1,000万円、年商1億円の結婚相談所をコンサル支援中。『結婚相談所の集客チャンネル』では、売上最大化のノウハウを発信中です。Webマーケティング企業「株式会社SUNCORE」代表取締役。テレ朝系の報道番組「ABEMA Prime」に出演。運営者情報編集ポリシー
出典
  1. 一般社団法人日本マッチングアプリ機構「【2026年】500人が最も利用したマッチングアプリはどれ?恋活・婚活など目的別に調査」(2026年9月10日発表、調査期間8月10〜18日)。調査主体の公式サイト
  2. Pairs公式ヘルプ「プロフィールが否認された理由を知りたい」(2026年9月10日確認)。
  3. Pairs公式ヘルプ「プロフィールを設定・変更したい」(2026年9月10日確認)。
  4. Tinder公式ヘルプ「プロフィールを編集する」(2026年9月10日確認)。