子育て

不登校の原因ランキングTOP5【文部科学省データ】

このニュースを1分で解説
  • 不登校の小中学生は35万3,970人で過去最多(2024年度)
  • 最も多い原因は「学校生活に対してやる気が出ない」(30.1%)
  • 小学生と中学生で原因の傾向が異なる
  • 原因は1つではなく、複数が絡み合っているケースがほとんど

「なぜうちの子は学校に行きたがらないんだろう?」

不登校のお子さんを持つ保護者にとって、最も気になるのが「原因」です。文部科学省が2025年10月に発表した最新データをもとに、不登校の原因をランキング形式で解説します。

不登校の原因ランキング|文科省の最新データ

文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2024年度)によると、不登校の主な要因は以下のとおりです。

順位原因・要因割合
1位学校生活に対してやる気が出ない30.1%
2位生活リズムの不調25.0%
3位不安・抑うつ24.3%
4位友人関係のトラブル12.1%
5位学業不振10.5%

令和6年度の不登校児童生徒数は353,970人(前年度346,482人)であり、前年度から7,488人増加した。
引用:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」

高野智弘
高野智弘
1位の「やる気が出ない」は、原因というより結果に近いです。お子さん自身も理由がわからないケースが多く、「なぜ行かないの?」と問い詰めるのは逆効果になりがちです。

小学生と中学生で原因は違う?年齢別の特徴

同じ「不登校」でも、小学生と中学生では原因の傾向が異なります。

小学生に多い原因

中学生に多い原因

高野智弘
高野智弘
小学生の場合は「安心できる環境」を整えることが最優先。中学生の場合は、本人の話をじっくり聞く姿勢が大切です。年齢によってアプローチを変えてみてください。

「原因がわからない」のは普通のこと

保護者の方が最も困るのは、お子さん本人も原因がわからないケースです。実はこれが最も多いパターンでもあります。

不登校の原因は1つではなく、いくつもの小さなストレスが積み重なった結果です。「これが原因だ」と特定しようとするよりも、今のお子さんの状態を受け入れることが第一歩になります。

保護者ができる5つの対応

  1. 「学校に行きなさい」と言わない。追い詰めると悪化する
  2. 生活リズムを整える。朝起きて、食事をとるだけでも十分
  3. お子さんの話を否定せずに聞く。「そうだったんだね」と受け止める
  4. 学校以外の居場所を探す。フリースクール・教育支援センター・オンライン学習
  5. 専門家に相談する。スクールカウンセラーは無料で利用できる
高野智弘
高野智弘
「学校に行かせなきゃ」と焦る気持ちはよくわかります。でも、お子さんが安心できる環境を作ることが、結果的に回復への近道です。まずはスクールカウンセラーに相談してみてください。無料ですし、保護者だけでも相談できますよ。

お子さんのペースで、次の一歩を一緒に探そう

不登校の原因はさまざまですが、どんなケースでも「回復の道」はあります

大切なのは、お子さんを責めず、保護者自身も抱え込みすぎないこと。学校・教育支援センター・フリースクールなど、頼れる場所はたくさんあります。

まずは一人で悩まず、専門家に相談することから始めてみてください。